ラーメン原価率はいくらが適正?ラーメン屋を開業するなら1杯の原価率を知っておくとラーメン屋を開業がしやすくなる!
儲かるラーメン屋を開業するには一体どうすればいいのか?
ラーメン屋開業を夢みて試行錯誤している人は多いでしょう。
儲かるラーメン屋にするためには「原価率をいかに抑える」ことが重要です。
美味しいラーメンを作るために材料にこだわることも大事ですが原価率が高すぎると、思うように利益に繋がらず、せっかくオープンしたラーメン店が閉店に追いやられてしまうことも…。
そもそも、ラーメン屋の原価率は平均でどれくらいなのでしょうか?
今回はラーメンの原価率について詳しく解説していきたいと思います。
■ラーメンの原価率は定価の30%前後が基本
例えばらーめん1杯750円の場合にかかる原価は225円になります。ラーメンが1杯売れると525円の売り上げになります。
●1日100杯売れば 約5~10万円の純利益
●1日200杯売れば 約10~15万円の純利益
■タレ、スープ、麺、具材の平均原価は?
①タレ・かえし(1杯分の原価)
醤油ラーメン 約30円前後
塩ラーメン 約30円前後
味噌ラーメン 約50円前後
豚骨ラーメン 約30円前後
②スープ(1杯分の原価)
スープは濃度(ブリックス)によって原価が変わってしまいますが
平均は80円以下に抑えているラーメン屋が多いです。
原価を安くしようとするとその分水を多めに入れないといけません。
水の多いスープはやはり旨味とコクが半減してしまうので当然美味しくないラーメンが出来上がってしまいます。
味を確認しながら自分が納得いくスープを作りましょう。
③麺(1杯分の原価)
1玉60円~90円前後になります。
麺の太さ、重量、原材料によって価格は変わります。
④具材(1杯分の原価)
チャーシュー、ネギ、メンマの基本3点セットの場合は50円前後が平均になる
醤油ラーメン 約65円
塩ラーメン 約65円
味噌ラーメン 約65円
とんこつラーメン約65円
具材が多くなるほど原価が高くなるので下記のように販売して効率よく利益を上げましょう。
・追加トッピングで販売する
・全部のせ等の豪華メニューを作り値段を高く設定して販売する
・松竹梅メニューを作る
■原価率の計算方法は?
原価率の計算方法は以下の通りです。
原価率=仕入れ原価÷売上高×100
では、240円で仕入れ800円で販売したときの原価率はどういったものなのでしょうか?
仕入れ値240円÷販売価格800円×100=原価率 約30%
販売したいラーメンが決まったら必ず原価計算をして価格を決めましょう!
■全てのメニューを原価30%前後に抑える必要はない
原価の30%はあくまでも平均になります。
ラーメン屋でよ上手く利益をだして販売している方法がございます。
メニューに強弱をつけてるとバランス良く購入され利益を上げる事ができます。
例:醤油ラーメン 750円 原価225円(30%) 売上525円
チャーシュー麺 980円 原価343円(35%) 売上637円
全部のせメン 1280円 原価512円(40%) 売上768円
原価が高くても1杯単価が高ければその分売り上げも上がります。
あくまでも原価30%は平均になるので縛られずに価格を決めましょう。
■1杯の価格をどう決めればいい?
自分のラーメンはいくらに設定すればいいのかで悩まれる方は多くいますが、その場合は自分の店を出す周辺のラーメン屋価格や自分の店で提供するラーメンジャンルの平均を参考にするとスムーズに価格を決める事ができます。
また、繁盛店の販売方法を取り入れる等、他のラーメン店を調査することによって売りやすい方法や知識が身につくのでより多くのラーメン店を調べることで販売価格を決めましょう。
ラーメン屋を掲載しているサイト一覧
(クリックしたらサイトに移動します)
■まとめ
メニューの価格付けは最初にしっかり設定をしないと後から変えるのが難しくなります。安くなるならお客様は嬉しいですが、反対に高くなるならもう来なくなるお客様も多くいらっしゃいます。材料の値上げ等も考慮して自分もお客様も満足のいく価格設定をしましょう。