ラーメン業界はここ10年の間でガラッと変わりました。バリエーション豊かなスープの味や系統が増え、それに伴い新規オープンのお店も急激に増えています。その反対に閉店へと追い込まれるラーメン屋が多いのも事実です。閉店へ追い込まれてしまったラーメン屋の多くは経営不振による業績の悪化がほとんどです。もちろん、売上を上げ続けている「繁盛店」も数多く存在しますが、気軽にラーメン屋をオープンしたものの失敗してしまう場合もあるということは頭に入れておかなければいけません。ここでは、ラーメン屋経営は実際どうなのか?本当に儲かるのか?ということと、失敗しないための開業の方法もご紹介します。 店舗の立地を把握しよう!「賃料が安いから」「不動産におすすめされたから」「居抜きですぐ開業できる」などの理由から店舗を選んでしまうと失敗してしまうリスクを高めてしまう可能性があります。立地一つで人気ラーメン店になるかが決まるぐらい大切なポイントとなっています。では、どのような立地がベストなのかを知っていきましょう!・駅周辺だと立地はいいが賃料が高い!駅近でラーメン屋を開業すれば、もちろん立地がいいのでお客さんは来てくれます。しかし1人単価900円~1000円のラーメンを販売する場合1日100杯以上を売り上げなければ赤字になるリスクがでてきます。なので、より効率よく回転率を上げること、お客様の望むラーメンを提供すること、周りのライバル店を知っておくことが人気店ラーメン屋になる道になります。また、最近ではデリバリーが流行り多くのラーメン屋も取り入れています。デリバリーを活用することで離れているお客にもラーメンを購入してもらう事ができるので取り入れるかを考慮した方がいいです。駅周辺のメリットは知名度が上がりやすく、一気に人気店になる可能性があるところです。逆にデメリットは駐車場がない店舗が多いので旅行客を取り入れるのが難しくなることです。駅周辺でラーメン屋を出店しようと考えらている方はきっちりとしたお金出費のイメージをしてから開業しましょう。 ・交通量の多い場所に店舗を構えるのも一つの手段!出店する立地は、駅の近くでなければいけないということはありません。駅近でなくても交通量の多い場所に出店すれば、店舗が人の目に触れる機会は多くなります。駅近物件にこだわるのではなく、交通量が多い大通り、お客様が入りやすい立地を選んでラーメン店を出店するのも一つの方法です。さらに、ラーメン店を出店するにあたり目ぼしい物件を見つけたら、実際に朝・昼・晩と事前に現地調査に行き、その交通量や歩行量を自分の目で確認するようにしましょう。交通量の多い場所に出店する場合に大事なことは「看板」になります。大きく、分かりやすく、どのようなジャンルのラーメンを取り扱っているかをアピールすることで集客をアップする事ができます。交通量の多い場所のメリットは旅行シーズンに売上がアップすることと、車通勤している層を狙うことができる事です。逆にデメリットは駐車場の面積が大きくなりすぎると賃料が高くなってしまうところです。 ・塾、大学、スタミナを求めている会社付近も繁盛店になりやすい!食べ盛りの若者が多い塾や大学、スタミナを求めている工場や引っ越し屋等の付近に出店しても集客は見込めるでしょう。周りにライバル店がない場合に若者向けのつけ麺やG系ラーメンは人気店になりやすくなります。ターゲットを絞った立地でもラーメン屋は繁盛店になれます。ターゲットを絞って出店した場合のメリットはターゲットの好みを把握したラーメンをだすことができるので安定の売り上げができる。逆にデメリットはターゲット層のよって長期休暇がある場合がでてきます。