単純に醤油ダレと言っても、実際には塩を混ぜたり、ミリンを加えるなどして作るので、決して醤油だけで作っている訳ではありません。タレも過熱しない場合、逆に火にかける場合と様々。沸騰させないようにしたり、逆にグツグツと沸騰させてから一晩寝かせたりとタレの作り方は様々です。
醤油のタレは店によっていろいろな組み合わせで作られます。醤油の味を強く打ち出したいときには濃口、醤油の味は薄めで良い場合は薄口を使います。
薄口を使う場合、当然ながらスープの色自体も薄くクリアになります。客にまったりとした醤油の味を感じてほしいなら、たまり醤油や甘口醤油でタレを作ります。他に数種類の醤油を混ぜてタレを作るケースもあります。
濃口と薄口を混ぜたり、ラーメン屋は独自のタレを試行錯誤して作り出しているのです。