麺の種類によってラーメンの味そのものまで変わってしまうくらい麺は重要になります。そこで、ラーメンの麺にはどのような種類があるのかをご紹介します。麺の太さの種類ラーメンの麺はその太さによって極細麺細麺中細麺中太麺太麺極太麺の6種類に分けられます。麺の太さの分類は明確な基準がないため、お店や好みによって異なりますが、一般的には下記の通りです。極細麺太さ:28番(1.1mm)特徴:博多ラーメンなどによく使用されます。茹で時間が30秒から1分の麺が多い。細麺太さ:22番(1.36mm)から26番(1.15mm)特徴:醤油・塩・あっさりラーメンによく使用されます。茹で時間が1分から1分30秒の麺が多い。中細麺太さ:24番(1.25mm)特徴:ブラックラーメン・かえしの色が濃いラーメンによく使用されます。茹で時間が2分から2分30秒の麺が多い。中太麺太さ:22番(1.4mm)特徴:味噌・濃度の高いラーメンによく使用されます。茹で時間が3分から4分の麺が多い。太麺太さ:16番(1.875mm)~18番(1.7mm)特徴:ちゃんぽん・こってり系・まぜそばによく使用されます。茹で時間が4分から5分の麺が多い。極太麺太さ:12番(2.5mm)~14番(2.2mm)特徴:G系・油ましまし系・こってり系によく使用されます。茹で時間が5分茹でから7分の麺が多い。 麺に使用している水分量で食感が変わるラーメンの麺には、水と小麦粉の配分量によってカテゴリーが分かれます。水の量を多めに使って練るものを多加水、少ないものを低加水と言います。このうち、多加水麺は水を多く含んでいるため、食感はよりプリッとした弾力のあるものになります。また、水を多く含んでいる分、スープが染み込みにくい特徴があります。これはつまり、麺がのびにくいということです。したがって、濃厚なスープに向いている麺になります。低加水麺は、多加水麺に比べるとやや弾力が低くなりますが、その分小麦粉の風味を感じやすい麺になります。含んでいる水の量が少ないのでスープが染み込みやすく、繊細な味わいのスープ向きになります。また、麺も伸びにくくなります。麺のコスト麺を仕入れる場合、茹でる前の量目で100gあたり40円から50円程度が相場です。多くのラーメン店では1人前の平均が150gですから、1杯あたりの麺の原価コストは60円から70円程度ということになります。